「歌会始」とは
そもそも歌会始(うたかいはじめ)とはなんぞや?ということで調べてみると、共通のお題で歌(和歌・短歌)を詠み、その歌を披露する会を「歌会」といい、年始に皇居で開催される会を「歌会始」というそうです。もともと天皇によって開催されるものを「歌御会(うたごかい)」といい、年の始めに開かれるものが「歌御会始(うたごかいはじめ)」と呼ばれていました。それまでは皇族とその側近のみが参加できるものでしたが、明治7年(1874)に国民の参加も認められるようになり、その後、大正15年(1926)以降は「歌会始」と改められ、今では世界に類のない国民参加の文化行事となりました。
「御題菓子」とは
御題菓子とは、その年の歌会始の「お題」にちなみ、考案されたお菓子のことです。「歌会始」が明治7年に国民の参加も認められるようになると、歌会始の「お題」も身近なものになってきます。明治21年(1888)、京都の上菓子屋の有志が集まり、「お題」にちなむ菓子の展示を開催すると、これをきっかけに「御題菓子」をつくる店が増えていきました。
2019年の歌会始のお題は「光」だそうです。
清新な年の始めにふさわしい御題羊羹
室町時代後期、京都にて創業した和菓子メーカー「とらや」では、明治40年(1907)に、歌会始にちなんだ菓子を作り始めたそうです。毎年楽しみにしている方もいらっしゃると思いますが、2019年のお題「光」にちなんだ御題羊羹「春ひかる」が年末年始の期間限定で発売されました。
見た目も美しいこちらの羊羹は、雪解けの水に差し込んだ日の光がきらきらと輝き、春を待っていた花たちが一斉に咲き出す様子を、明るい3色の色合いで表現しています。白あんの羊羹に道明寺を挟み込み、甘味と食感の両方が楽しめるこだわりの羊羹です。
こちらは御題羊羹 春ひかるの中形のパッケージ。中の羊羹と同じ3色のラインが入っています。中形といっても、12.7×6.3×4.1cmあるので、食べ応えのあるサイズ。価格は税込1,944円です。
もっと楽しみたいという方は、竹皮包のタイプがおすすめ。こちらは1本の中に、2つの羊羹が入っており、24.5×6.0×4.0cm。価格は税込みで3,888円です。
販売期間は、2019年1月中旬までとなっていますので、年賀の贈答品などにもいかがでしょうか。
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今回のお菓子なはなしは、2019年の宮中で行われる歌会始(うたかいはじめ)のお題 “光” にちなんで作られた、見た目も華やかで美しいとらやの御題羊羹「春ひかる」をご紹介します。