THE AMERICAN PRESIDENT (1995年)
アメリカン・プレジデント
【監督】
ロブ・ライナー
【キャスト】
マイケル・ダグラス
アネット・ベニング
マイケル・J・フォックス
リチャード・ドレイファス
マイケル・ダグラスが演じるアメリカ合衆国の大統領は、普段は温厚で余裕がありますが、「やるときはやる!」という熱いハートを持っています。周囲に優しくユーモアもあり、理想の上司像としても人気のキャラクターです。
【見どころポイント】
スピーチは、選挙の対抗馬の議員の中傷に対してどう思うのか、という記者の質問に答える形で始まります。演説序盤は普段通りの落ち着いた口調ですが、少しずつ抑揚がつきはじめ、最後ははっきりと前を見据えて意見を述べる姿が印象的です。途中で間をあけたり、声のボリュームを落としたり、演説全体を通して多様な話し方のアクセントが用いられているので、聞き手は飽きることなく内容が伝わってきます。
SCENT OF A WOMAN (1992年)
セント・オブ・ウーマン
【監督】
マーティン・ブレスト
【キャスト】
アル・パチーノ
クリス・オドネル
ジェームズ・レブホーン
ガブリエル・アンウォー
フィリップ・シーモア・ホフマン
盲目の退役軍人(アル・パチーノ)が、心優しい青年との数日間の交流を通じて、自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマです。
【見どころポイント】
アル・パチーノ扮する退役軍人フランク・スレード中佐はこの作品のあるシーンで人々に語りかることになります。演説は最初、周囲に聞く耳を持たれずに半ば強引にはじまります。絶対的不利な状況下でも信念を貫く姿が、見るものを圧倒させます。この作品でアル・パチーノは第65回のアカデミー主演男優賞を受賞しました。教育とは何か、真の指導者とは何かということについても考えさせられるので、人を率いる立場の方にもおすすめの映画です。
THE KING'S SPEECH (2010年)
英国王のスピーチ
【監督】
トム・フーパー
【キャスト】
コリン・ファース
ジェフリー・ラッシュ
ヘレナ・ボナム=カーター
ガイ・ピアース
ティモシー・スポール
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世(コリン・ファース)とその治療にあたった植民地出身の平民である言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の友情を史実を基に描いた作品です。
【見どころポイント】
戦争を目前にイギリス全土に向けて国民を勇気づける演説をラジオ放送で行うことになるのですが、吃音症のジョージ6世はその大仕事を果たせるのか、見ているこちら側にも緊張が伝わってきます。人前で話すことが得意でない人も、威厳を持って立ち向かう英国王の姿にきっと勇気をもらえるはずです。
「映画を見ている時間がない!」という方のために、3つの演説の共通点をまとめます。
・落ち着いてゆっくり話す
・ときどき間をあける
・声のボリュームを変えるなど、抑揚をつける
こういったことの積み重ねで、自然と自信に満ちた演説になるのかもしれませんね。みなさまの提案、プレゼンテーションが、聞いている人に伝わる事を願います。
profile
四宮真梨恵
Marie Shinomiya
映画好きの母の影響で、幼い頃から映画のある生活が当たり前。大学時代は映画研究会に所属し、映画製作に熱中していた。これまでに鑑賞した映画は、約900本に上り、今もその数を更新し続けている。
パーソナルカラー:サマー(夏)
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「プレゼンや会議の発表は、何度練習しても緊張する…」こういう経験は、ビジネスパーソンなら誰でもありますよね。「話の順番がおかしくないか」「文章は聞き取りやすい言葉か」「準備していない質問に答えられるだろうか」などなど。何回繰り返しても不安はなかなかぬぐえないかもしれません。そんなとき、「人前で話すことに自信があったらな」と思うことはありませんか?
今回は、演説やスピーチの名シーンがある映画3作品をご紹介したいと思います。名優たちの数々の熱演をぜひ参考にしてみてください。自信につながるヒントがあるかもしれませんよ。