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2020.06.09
色を知る COLOR PALETTE #019 一斤染(いっこんぞめ) 景色を彩るうつくしい色の呼び名
色の文化は、気候や風土によって育まれるもので、日本には日本の伝統色があります。伝統色と聞くと地味な色を想像しますが、鮮やかで素敵な色がたくさんあります。
もちろん日本だけでなく海外にも昔から受け継がれた伝統色があります。そして伝統色には、微妙な色味のそれぞれに素敵な名前が付けられており、名前を聞くだけでどんな色なのかが目に浮かぶような風情のある名前もあります。
そこで「COLOR PALETTE ~色を知る~」では、景色を彩る美しい色の呼び名についてご紹介します。
一斤染(いっこんぞめ)とは、染料の紅花一斤(べにばないっきん=約600g)で絹一疋(きぬいっぴき=二反)を染めた淡い紅色のことで、「いっきんぞめ」とも読む。
平安時代は紅花がとても高価で、濃い紅染は『禁色(きんじき)』とされ、天皇の許可がない限り、庶民には衣服への着用が禁止されていた。ただ、一斤染のような薄い紅染の場合は、『聴し色(ゆるしいろ)』として身分の低いものの着用が許されており、このことから一斤染の別名を「聴色(ゆるしいろ)」とも呼ぶ。現代でも和服や和菓子などに用いられている。
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山櫻
御朱印帳 PCM100(花) 桜 夏 一斤染
文様百趣から5種類の花文様と日本の伝統色20色をパーソナルカラータイプ別に色分けし、100通りの組み合わせから選べる御朱印帳ができました。
桜の花の咲く様子から、その年の穀物の実りを占っていたことから、桜には豊穣への願いと感謝の気持ちが込められています。パーソナルカラー夏タイプ向けの日本の伝統色「一斤染」色です。
¥3,135(税込)
shop : SOREAL PERSONAL by山櫻
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道明
帯締め 冠組無地 一斤染
冠組は武官の冠に使われていたといわれる紐で、伸縮性に優れ締め心地の良い帯締めです。冠組の無地は道明が選んだ日本の色名百五十色の中から、一年を通して使い勝手の良い3色をご紹介いたします。
<道明>
1652年の創業以来、360年以上にわたり、自社職人による手染、手組にて組紐を製作。上野池之端の本店を構え、店頭には常時500種類もの帯締めが並ぶ。
¥15,400(税込)
shop : 三越伊勢丹オンラインショップ
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山櫻
名刺 PERSONAL COLOR MONYO100 (花) 桜 夏 一斤染
先人たちからの大切な想いや意味が秘めらた伝統文様。その伝統文様に日本の伝統色をパーソナルカラー別に色分けし、掛け合わせた「PERSONAL COLOR MONYO100」。100通りの組み合わせからあなただけの名刺デザインがつくれます。
桜の花の咲く様子から、その年の穀物の実りを占っていたことから、桜には豊穣への願いと感謝の気持ちが込められています。パーソナルカラー夏タイプ向けの日本の伝統色「一斤染」色です。
1箱(100枚)¥2,860(税込)
shop : TSUTAFU by山櫻
文/WATASHINO編集部
色の文化は、気候や風土によって育まれるもので、日本には日本の伝統色があります。伝統色と聞くと地味な色を想像しますが、鮮やかで素敵な色がたくさんあります。
もちろん日本だけでなく海外にも昔から受け継がれた伝統色があります。そして伝統色には、微妙な色味のそれぞれに素敵な名前が付けられており、名前を聞くだけでどんな色なのかが目に浮かぶような風情のある名前もあります。
そこで「COLOR PALETTE ~色を知る~」では、景色を彩る美しい色の呼び名についてご紹介します。