【WATASHINO SDGs】 身近なマイボトルとエコバッグから始めてみるゼロ・ウェイストという考え方
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STAFF BLOG
2019.08.06

【WATASHINO SDGs】 身近なマイボトルとエコバッグから始めてみるゼロ・ウェイストという考え方

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。しかしSDGsの重要性は認識しながらも、いざ取り組むとなると、具体的にどのように活用していけばよいかわからないという声が多いのも現状。

そこでWATASHINOでは、「WATASHINO SDGs(私のSDGs)」と題して、スタッフがSDGsの身近な取り組みや活用方法などをご紹介していきます。今回は、ごみ自体を出さない社会を目指す「ゼロ・ウェイスト」についてスタッフ 四宮がご紹介します。

ゼロ・ウェイストとは

What is ZERO WASTE?

「ゼロ・ウェイスト」とは、無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味。出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。

1人当たりが排出するごみの量

環境省が平成30年度に発表した一般廃棄物の排出及び処理状況に関する資料によると、全国のごみ総排出量は4,317万トン(東京ドーム約116杯分)となり、これは1人1日当たりの925グラムのごみを排出している計算になります。2000年の5,483万トンをピークに年々減少しているようですが、それでも私たちは1日1キロ近くのごみを出していることになります。

海洋プラスチック問題

洋服から自動車、建設資材にいたるまで、私たちの生活のあらゆる場面で利用されているといっても過言ではないプラスチック。しかし、プラスチックの多くは「使い捨て」されており、そのほとんどが最終的に行きつく場所は「海」です。これらのプラスチックごみは、海岸での波や紫外線などの影響によって、やがて小さなプラスチックの粒子となり、それが世界中の海中や海底に存在しています。

5mm以下になったプラスチックは、マイクロプラスチックと呼ばれています。マイクロプラスチックには有害物質が含まれていることが少なくありません。こうした海洋ごみの影響により、魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳動物、ウミガメを含む少なくとも約700種もの生物が傷つけられたり死んだりしており、海の生態系に甚大な影響を与えているのです。

ごみをゼロにするには…

日本は恐ろしいほどプラスチックであふれています。日本はプラスチックへの依存度が極めて高い国としても知られています。日本はおもてなしの文化なのか、「包装」に使うプラスチックの量がものすごく多いのも事実です。ゼロ・ウェイストとは、文字通りごみをゼロにすること。最近になって「プラスチックフリー」や「ノープラ」、「脱プラスチック」といった言葉が使われるようになり、プラスチックへの依存度を下げていくことは日本を含め世界中のトレンドになっています。

そこで私は、まず普段捨てている物を“受け取らない”ことから始めてみようと思いました。例えば、スーパーやコンビニのレジ袋やペットボトル、中身を取り出したらすぐ捨ててしまうようなパッケージ関連が身近な例になります。私たちの生活と密接に関係している物の包装。はたしてそれらを受け取らない生活ができるのでしょうか。

調べてみると、パッケージレスを推進している身近なお店が沢山あることが分かりました。容器を持参することで割引になり、お店も資源節約、環境にも良く三方よしということです。容器を持参できるお店の例をご紹介します。

[おすすめのサイト]
プラスチックをなるべく・出来るだけ使わずに生活するためのヒントを集めた情報サイト
プラなし生活(https://lessplasticlife.com)

パッケージレスを進めている企業や店舗

Packageless companies and shops

スターバックス

タンブラーの持参や他店のボトルでもOK!

世界規模で展開するコーヒーのチェーン店スターバックスでは、タンブラーを持参すると会計から20円引きになります。

スターバックスの店舗での取り組みはこちら

スターバックスにはおしゃれなタンブラーやマグカップがあるので、お気に入りの一本を見つけて使うのもスマートで楽しいですね。

スマートに楽しむ / タンブラー

スターバックスのサイズ別の容量は下記のとおりです。オーダー時に持参したタンブラーを渡すと入れてもらえます。この時、持ち込んだタンブラーのサイズに合うドリンクを注文しないといけないわけでもないようです。大きいタンブラーに少ないドリンクを注文することも可能です。

ショート(S) 240ml/トール(T) 350ml/グランデ(G) 470ml

  • 画像引用:Starbucks Coffee Company.


スープストック

ジャーの持参や他店のカップでもOK!

スープ専門店チェーンのスープストックではスープジャーを持参すると会計から20円引きになります。

サイズ別の容量は下記のとおりです。

スモール 180ml/レギュラー 250ml/ラージ 350ml

イヤーカップ2019についてはこちら

  • 画像引用:Soup Stock Tokyo co., Ltd


LUSH

ネイキッド ~パッケージを脱ぎ捨てた商品~

バス用品メーカーのLUSHは、プラスチックごみ問題に関して特に意識の高い企業です。

全商品の6割がパッケージの無い「ネイキッド」。パッケージにコストをかけない分、より質の高い原材料で商品を作ることができるそうです。

#パッケージなんていらない

LUSHのネイキッド商品の取り組みはこちら

クリームなど、容器が必要な商品に関しては空ボトルを回収し、100%リサイクル。容器の回収でフェイスマスクと交換できるようです。

空容器の回収方法(リサイクル)

  • 画像引用:Lush Retail Ltd.

SDGsとの関連

Rlation to SDGs

「焼却・埋め立て・何でもリサイクル」がもたらしたのは、資源の無駄遣いと有害物質による健康被害と水質汚染など環境への悪影響でした。『ゼロ・ウェイスト』という考え方は、「ごみをどう処理するかではなく、ごみ自体を出さない社会を目指す」そんな社会の仕組み自体を変えていこうとするものです。そういったことからも、SDGs(持続可能な開発目標)の目標12「つくる責任 つかう責任」に大きく関わりがあります。

また、海洋汚染が世界規模で大きな社会問題となっており、プラスチックごみが小さく砕けた「マイクロプラスチック」が世界中の海で確認されています。そのような状況の中、海岸に打ち上げられたシロナガスクジラの胃の中からプラスチックごみが発見されるなど、生態系をも脅かす事態となっています。深刻化する海洋汚染から海と海の生き物を救うための、『プラスチックフリー(脱プラスチック)』という考え方は、SDGs(持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」に大きく関わりがあるといえるでしょう。

12 つくる責任 つかう責任 14 海の豊かさを守ろう

スタッフの感想

WATASHINO VOICE

日常的にコーヒーチェーンに足を運ぶ方にとって、マイタンブラーを持つことは環境にも経済的にも良い取り組みではないでしょうか。レジ袋に関しては、エコバッグをひとつ鞄に入れておくだけで良いので習慣づきやすいですね。レジ袋のカサカサという音が苦手な方にとっては、エコバッグは重宝するのではないでしょうか。スーパーなどでは、すでにレジ袋の有料化マイバッグ利用が浸透していますが、便利で立ち寄ることも多いコンビニではまだ浸透していないように思えます。

今年6月に開催された地域(G20)首脳会議(サミット)で主要テーマとなった「海洋プラスチックごみ問題」では、レジ袋の有料化を「早ければ来年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うタイミングである4月1日にも実施できるよう」と対応を急ぐ考えが示されました。ますますエコバッグの利用が促進されそうですね。そのうち、スーパーのお惣菜コーナーに当たり前のように用意されているプラスチック容器も有料になるかもしれません。これまで地球にとってマイナスだった私たちの当たり前を、身近なモノから変えてみませんか?

四宮真梨恵

Marie Shinomiya

パーソナルカラー:サマー(夏)

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