パーソナルカラー名刺で商談獲得が増えるかABテストしてみたら驚きの結果が出た件
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STAFF BLOG
2022.11.25

パーソナルカラー名刺で商談獲得が増えるかABテストしてみたら驚きの結果が出た件

コニカミノルタ株式会社(以下 コニカミノルタ)が運営する企業と消費者とのコミュニケーションを革新する共創プラットフォーム「AccurioDX」。株式会社山櫻(以下 山櫻)との新たな価値共創の取り組みとしてパーソナルカラーに注力。ビジネスを一歩前に進めるパーソナルカラーの価値を創出すべく、パーソナルカラー名刺を活用することでどのような効果が得られるかの実証実験を行った。

価値共創活動の背景

山櫻が2017年に立ち上げたパーソナルカラーメディア「WATASHINO」は、月間の総PV数が120万を超え、アパレル業界のみならず様々な業種の企業でもパーソナルカラーを研修に取り入れるなど、立ち上げ当初よりもパーソナルカラーに対しての注目度がかなり高まってきていることを実感。

そんな中、従来からビジネス上での繋がり、特に印刷関連で長い接点があったコニカミノルタが提案する「価値共創の取り組み」は、新しい仕掛けを模索していた山櫻にとっても非常に魅力的な取り組みと感じ、AccurioDXが展開する「価値共創プログラム」に参画。

プログラムを進めるにあたり、コニカミノルタからは価値共創事例の紹介、山櫻からはパーソナルカラーメディア「WATASHINO」や名刺作成サービス「TSUTAFU(ツタウ)」をはじめとしたパーソナルカラーをテーマにしたサービスを紹介し、対話を重ねながら具体的な取り組みイメージを絞り込んでいった。

そしてまずは、コニカミノルタが出展する展示会でパーソナルカラー名刺を使い、商談獲得が多くなるかどうか、実際のビジネスの場を活用したABテストを実施することが決まった。この実証実験は、パーソナルカラーの活用場面を具体的にし、顧客像や提供価値を洗練することで、パーソナルカラーがどこまでビジネス成長に寄与できるかを確かめる新たな取り組みとなった。

パーソナルカラー名刺を活用した実証実験

実証実験は、2022年9月28日(水)から30日(金)の3日間、東京流通センターで開催された「DX EXPO【秋】」に出展したコニカミノルタのブースにて行われた。

【ABテストの詳細】
上記図の右側にあるような「普通の名刺(普段使用している会社の名刺)」と「パーソナルカラー名刺」の2種類を商談の際にだいたい半々になるように使用し、どちらの名刺がその後の活動につながるかを調査。

なお、ABテストを行う上で商談の内容や接客担当者の心理的な部分で渡す名刺に偏りが出ないよう、この日のこの時間帯は普通の名刺、この時間帯はパーソナルカラー名刺を使用するといったルールの中で実施した。

実験結果と成果

イベント開催期間中、3日間延べ15名で接客を行い、一人当たり一日約10件の対応を行った。接客については量よりも質を重視に行い、AccurioDXの説明を行った上で名刺交換が行われた。そして名刺交換した件数から、2種類の名刺でそれぞれ渡した後の商談への遷移率を比較してみたところ、驚きの結果が出た。(下図参照)

  • パーソナルカラー名刺の効果

なんと普通の名刺を渡すよりも、パーソナルカラー名刺を渡したほうがその後の商談に2.1倍も遷移しやすいという結果が得られたのだ。第一印象で決まりやすい展示会の場面で、N1分析とはいえこのような検証結果が出たことは、ビジネスの成果のためにパーソナルカラー名刺を使うことが何かしら効果があるということの確証につながった。

実際に展示会でアテンドした方の声を聞くと、「もう普通の名刺に戻れない」、「たとえ口下手でも営業の一歩目を簡単に踏み出せる」といった前向きな声も聞かれた一方で、「営業トークの取っ掛かりになれば良いので、パーソナルカラーが合ってるかどうかはどちらでもよい気がした。」という声も上がった。

いずれにせよ、パーソナルカラー名刺を渡すと「なんでこの色なんですか?」と尋ねられることが多いため、選んだ色の意味づけをする上でも、自分のパーソナルカラーを知って似合う色を選ぶことが、自信を持った説明とその後のスムーズな会話につながると感じた。

※N1分析
特定の顧客を一人だけ抽出し、その人の考え方や意見を徹底的に深堀りすることで、対象顧客を理解するリサーチ手法。N1分析のNとは、対象の顧客数を指す。

まとめ

これまでのビジネスパーソンは、良い企業に入って長く勤めることが1つのステータスだったが、現在は転職や独立、起業、フリーランス、副業などが当たり前になってきており、個々のキャリアが重要視されている。そして”個”で勝負するためには、相手にとって印象に残る存在になる必要がある。ビジネスパーソンにとって名刺は、ビジネスを始める際に必ず最初に渡すビジネスツールであり、名刺交換から新たな出会いやビジネスチャンスが広がっていく。

山櫻では、個に寄り添い、ビジネス成長に貢献する新しい名刺のあり方を提案している。山櫻が運営する個人向けの名刺作成サービス「TSUTAFU(ツタウ)」では、パーソナルカラーのタイプ別にデザイン名刺が作れる。また、紙の名刺には掲載しきれないプロフィール情報をWebページとして提供しているデジタル名刺サービス「NAME ROOM(ネームルーム)」も、これからのビジネスパーソンのビジネス上のつながりを強くするツールとして注目を浴びそうだ。

コニカミノルタと山櫻の新たな価値共創の取り組みは、パーソナルカラー名刺を取り入れるための仕掛けづくりを継続して創り上げ、さらにお互いのサービスを技術的にも繋げて、個を表現するデジタルコンテンツの拡充などにも広げていく予定だ。

文/WATASHINO編集部
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